糸リフトを検討しているものの、
「腫れは何日くらい続く?」
「翌日から仕事に行ける?」
「周りに気づかれないか心配…」
など、ダウンタイムが気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、SAI CLINIC・サイ院長が糸リフトのダウンタイムについて、期間の目安から経過、仕事や日常生活への復帰目安、施術後の過ごし方まで解説します!
糸リフトを検討する際の参考にしてください。
糸リフトのダウンタイムは何日?期間の目安

糸リフトのダウンタイムは、主に腫れ、内出血、痛み、つっぱり感などの違和感です。
サイ院長が施術を担当させていただいた患者様のほとんどは半日後には日常生活に戻られる方が多いですが、ここでは一般的なダウンタイムについて解説します。
(ちなみに、当院の患者様の中には糸リフトの施術当日にご友人と外食に行かれる方もいらっしゃいます!)
腫れは数日〜1週間程度が目安。内出血は長く残る場合も
施術後の腫れは、数日〜1週間程度で徐々に落ち着いていきます。
ただし、麻酔の量、糸の本数、医師の技術力によっては、それ以上かかる場合もあります。
内出血は腫れとは異なる経過をたどるため、「腫れが引いた=内出血も消える」とは限りません。
仕事や外出の予定を立てる際は、腫れだけでなく、色味が残る可能性も考えておきましょう。
内出血が出た場合は、マスクやファンデーションでカバーされる方が多いです。
腫れのピークはいつ?
腫れは施術直後がピークです。
その後は術後の腫れが前日より悪化していないか、強い痛みや赤み・熱を伴っていないかも確認しましょう。
急に腫れや痛みが強くなった場合などは、施術を受けたクリニックへ相談してください。
つっぱり感・違和感は数週間続く場合がある
見た目の腫れが落ち着いても、頬が引っ張られる感じや、表情を動かしたときの違和感がしばらく残る場合があります。
糸リフトのコグ(棘)の先が溶けて丸くなっていくにつれ落ち着いていくことがほとんどですが、数週間続く場合もあります。
痛みを我慢して口を大きく開けたり、引きつれが気になる部分を自分で揉んだりすることは避けましょう。
当院の場合、糸リフトを受けられた方のほとんどが施術数日後からつっぱり感・違和感なく過ごされています。
食事も皆さま問題なく楽しまれていますよ。
改善を待てる症状と診察が必要な症状の違い
改善を待てる症状
術後2~3日の軽度の腫れ、痛み、違和感。だんだん軽減傾向である症状(だんだん酷くなっていない)。
→これらは施術による一時的なものですので、一般的には約1~2週間で消失します。
診察が必要な症状
①腫れた部分が熱を持っている、腫れがどんどん酷くなる。長引く(数日たっても改善しない。悪化傾向である)
内部で感染や炎症が起こっている可能性があります。場合によっては抗生剤治療が必要になります。
②部分的に凹んでいる
トゲが部分的に引っ掛かっている可能性があります。徒手的に改善できる可能性があります。
放置すると、そのまま癒着して治しにくくなることもあるので早めに受診をしましょう。
③糸の端が皮膚や口腔内から出ている
糸が出てきた部分は感染しやすいので、速やかに出ている部分を切除する必要があります。
ダウンタイムの期間には個人差がある
ダウンタイムには、腫れやすさ・内出血の出やすさなどの体質だけでなく、糸の本数や種類、挿入する位置、施術方法なども関わります。
同じ種類の糸を同じ本数使用しても、誰もが同じ経過をたどるわけではありません。
ほかの方の症例写真や体験談は参考の一つにとどめ、自分の施術内容ではどの程度のダウンタイムになりそうか確認しましょう。
以下の表は、糸リフトのダウンタイムの一般的な経過をまとめたものです。
※記載した時期に症状が必ず現れる、または治まるという意味ではありません。
| 時期 | 起こり得る症状 | 見た目 | 日常生活の目安 |
|---|---|---|---|
| 当日 | 腫れ、むくみ、針穴、引っ張られる感覚 | 麻酔や施術の影響で腫れが見られる場合がある | 予定を詰め込まず、術後指導に沿って過ごす |
| 翌日〜3日 | 腫れ、内出血、食事や表情を動かす際の違和感 | 腫れや内出血が目立つ場合がある | 仕事の内容と症状に合わせて判断する |
| 4日〜1週間 | 腫れが軽くなる一方、内出血や違和感が残る場合がある | 徐々に落ち着いていく | 見た目が落ち着いても、激しい運動などは控える |
| 1〜2週間 | 内出血やつっぱり感が残る場合がある | 色味や腫れはほとんど目立たなくなる | 問題なさそうなら運動もOK |
| 2週間〜1ヶ月 | 表情を動かした際の違和感が残る場合がある | 経過とともに落ち着いていく | 改善しない症状がある場合は医師に相談する |
糸リフトのダウンタイム中に起こりやすい症状

ダウンタイム中の症状には、外見に現れるものと、自分で感じる痛み・違和感があります。
症状の種類に加えて、徐々に軽くなっているかどうかを確認することが大切です。
腫れ・むくみ
頬やフェイスラインがふくらんで見えたり、顔がいつもより重く感じられたりすることがあります。
糸を挿入する際の組織への刺激や、局所麻酔の注入量などが関係しています。
腫れは数日〜1週間程度で徐々に落ち着くことが目安ですが、個人差があります。
気になる部分を強く押したり、むくみを流そうとマッサージしたりせず、クリニックの指示に沿って過ごしてください。
むくんだりダウンタイムを長引かせないために、就寝時は枕を高めにしていただき、仰向けの姿勢でお休みいただくことをおすすめします。
内出血
内出血が起こると、皮膚の下に青紫色などの色味が見えます。
針や糸を通す際に細い血管が傷つくことで起こる場合があります。
色味は経過とともに黄色に変化し、徐々に薄くなっていきます。
ただし、目立つ期間は範囲や程度によって異なります。
針穴を避ければ当日からメイク可能なので、内出血が出た場合はファンデーションやマスクでカバーされる方が多いです。
痛み
施術後には、触れたときに痛む、頬がじんじんする、食事の際に痛みを感じるなどの症状が出ることがあります。
痛みの程度や続く期間には個人差があります。
痛み止めを処方された場合は、指示された用法・用量を守って服用してください。
薬を飲んでも強い痛みが続く場合や、時間とともに痛みが増す場合は、施術を受けたクリニックへ連絡しましょう。
当院でも痛み止めを処方しておりますが、施術を受けられた方のほとんどが「麻酔が切れてから一度痛み止めを飲み、その後飲まなかった」とおっしゃいます。
中には一度も痛み止めを飲まれない方もいらっしゃいます。
つっぱり感・引きつれ
糸で組織を引き上げることで、頬が引っ張られる感覚や、笑ったときの動かしにくさを感じる場合があります。
見た目の腫れが軽くなった後も、こうした感覚が数週間残る場合があります。
自分で強く伸ばしたり揉んだりせず、無理に表情を大きく動かさないようにしましょう。
施術後数日程度、笑った時に筋肉痛のような痛みが起こることがありますが、1週間程度で落ち着きます。
当院では、施術当日からあくびや食事(固いもの以外)ができたという方が多いです。
肌の凹凸・ボコつき
施術後、皮膚の表面にへこみや盛り上がりを感じることがあります。
腫れの影響だけでなく、糸による組織の引き上げなどが関わる可能性があります。
ただし、凹凸をすべて「ダウンタイムだから問題ない」と判断することはできません。
目立つ凹凸がある場合は、状態を医師に確認してもらいましょう。
自分で押し戻したり、マッサージで平らにしようとしたりしないでください。
強い凹凸がある場合、糸が一部引っかかっていることがあります。
就寝時に横を向いた際に頬が枕に押されて糸がズレたり、何か外から押されたタイミングで糸が浅い部分に引っかかることもあります。
その場合、医師の徒手的な処置で引っかかりの部分を外すなどの対応ができる場合があります。
強い引きつれや凹凸がある場合や、改善が見られない場合は医師に相談してください。
口の開けにくさ
食べ物を口に運ぶときやあくびをしたときに、口が開けにくい、頬が引っ張られると感じる場合があります。
違和感がある間は、食べ物を小さく切ったり柔らかいものを食べるなどして、痛みのない範囲で食事をしましょう。水分や食事を十分に取れないほど開けにくい場合は、我慢せずクリニックへ相談してください。
赤み・針穴
糸を挿入した部位に、小さな針穴や赤みが見られることがあります。
皮膚に針を通したことによる影響ですが、目立ち方や落ち着くまでの期間は人によって異なります。
基本的に1〜2週間で目立たなくなります。
針穴を触ったり、かさぶたを無理にはがしたりせず、傷のケアについて受けた指示を守ってください。
赤みが広がる、熱感や痛みが増す、膿が出るなどの変化があれば、クリニックへ連絡しましょう。
当院の糸リフトでは、基本的に針穴は髪の毛の中に隠すので目立ちません。
※デザインや糸の種類によって、顔の表面に針穴ができる場合があります。
糸リフトのダウンタイムはどのような経過?
ここでは、施術後に見られる経過の一例を、当院のモニター様の症例写真とレポートとともにご紹介します。
※回復の早さには個人差があり、すべての方が同じ状態になるわけではありません。
施術直後

糸リフト入れ放題プランで16本挿入されたモニター様。
施術直後から自然な仕上がりです。
局所麻酔の影響でやや膨らみが見られますが、徐々に落ち着いていきます。
ご帰宅後は普段どおり歯磨きや食事、あくびもできたそうです。
固いものは少し食べづらかったとのことでした。
翌日〜3日後

翌日にはもう腫れが落ち着き、リフトアップを保ちながらダウンタイムはほとんど目立ちません。
針穴は髪の毛の中にあるので、他人から気づかれることはありません。
翌日からいつもどおり家事やお仕事をされていました。
痛み止めは施術当日の麻酔が切れた後に1回だけ飲まれたそうです。

2日目にはほぼ普段の生活に戻られました。
笑った時やメイクで押さえた時に、頬あたりに筋肉痛のような痛みがあったそうです。
4日〜6日後

施術前にも受けられていた“LDM”の、2回目の施術を受けられました。
笑う時だけ少しつっぱり感があるほかは、普段どおりの日常を過ごされています。

お酒が好きなモニター様。
4日目の夜にお酒を飲まれたそうで、起床時に若干痛みがあったそうです。
(むくみや腫れ、傷の治りが遅くなるため、基本的にお酒は1週間後を推奨しております)
こめかみあたりにやや黄色い内出血があります。

6日目になり、最後まで残っていた笑った時の痛みやメイクで押さえた時の痛みはほとんど落ち着いたとのことでした。
8〜10日後

こめかみあたりにあった内出血も薄くなり、ダウンタイムはすっかり落ち着きました。

10日目、撮影最終日です。
リフトアップ効果はもちろん維持しつつ、最低限のダウンタイムでお過ごしいただけたと思います。
2週間〜1ヶ月後
術後2週間を過ぎると、ほとんどの方が引っ張られる感覚や表情を動かしたときの違和感はなくなります。
一方、強い引きつれや目立つ凹凸、痛みなどが続いている場合は、「まだ馴染んでいないだけ」と自己判断せず、診察を受けてください。
糸リフト後はいつからできる?仕事・メイクなどの再開時期

当院で糸リフトを受けられた場合の、施術後の日常生活の目安をまとめました。
※日常生活を再開できる時期は、施術内容や針穴の状態、症状などによって異なります。
※施術を受けたクリニックから個別の指示がある場合は、その指示を優先してください。
| 日常生活 | 再開時期の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 仕事 | デスクワーク:当日から可能接客業・営業:翌日力仕事・体を動かす仕事:2〜3日後 | 力仕事や汗をかく仕事の場合、ダウンタイムが長引く場合があるのでご注意ください。 |
| メイク | 直後から可能(頬などに針穴ができる場合は翌日以降推奨) | 針穴にファンデーションなどを塗布しないようご注意ください。 |
| 洗顔 | 直後から可能(頬などに針穴ができる場合は翌日以降推奨) | 施術後24時間は針穴が濡れないようご注意ください。 |
| 洗髪 | 24時間後から可能 | 施術後24時間は針穴が濡れないようご注意ください。 |
| シャワー(首から下) | 当日から可能 | 施術後24時間は針穴が濡れないようご注意ください。 |
| 湯船への入浴 | 1週間後から可能 | 体が温まると、むくみや腫れの原因となります。 |
| 飲酒・喫煙 | 1週間後から可能 | むくみや腫れ、傷の治りの遅れとなるため、1ヶ月はなるべくお控えください。 |
| 運動 | 軽めの運動は2,3日後から可能 激しいスポーツは1週間後から可能 | 心拍数があがって体温も上がると、むくみや腫れの原因となります。 |
| サウナ・岩盤浴 | 1週間後から可能 | 体が温まると、むくみや腫れの原因となります。 |
| マッサージ・エステ | 1ヶ月後から可能 | 顔を強く押したり揉んだりすると糸が外れる可能性があります。 |
| 顔のレーザー治療 | 1ヶ月後から可能 | 内出血にレーザーが反応します。 |
| 歯科治療 | 1ヶ月後から可能 | 大きな口をあけるのは1か月控えましょう。糸が外れる可能性があります。 |
| 美容院 | 2週間後から可能 | 針穴に髪染めやパーマ液などが入ると、感染や炎症の原因となります。 |
仕事
仕事に戻れるかどうかは、ダウンタイムだけでなく業務の内容によっても変わります。
デスクワークと、重い物を持つ仕事や長時間話し続ける仕事では、必要な配慮が異なります。
カウンセリングでは、休める日数やマスク着用の可否も伝え、無理のない施術日を相談しましょう。
メイク
メイクは針穴を避けていただければ当日から可能です。
クレンジングの際になるべく力を入れなくて良いよう、軽い力で落ちるメイクがおすすめです。
洗顔
洗顔は施術直後から可能です。顔を強くこすらずやさしく洗いましょう。
デザインや糸リフトの種類の関係上、頬などに針穴ができた場合は24時間後から洗顔可能です。
洗髪
24時間後から可能です。施術後24時間は針穴が濡れないようご注意ください。
シャワー(首から下)・入浴
シャワー(首から下)は当日から、湯船は1週間後から可能です。
体を長く温めることで腫れや内出血が強くなる可能性があるため、症状に合わせて無理のない範囲にしてください。
飲酒
飲酒は腫れや内出血に影響する可能性があるため、最低1週間は控えましょう。その後も1ヶ月はなるべくお控えください。
運動
軽い散歩やストレッチは2〜3日後から可能、ランニングや筋トレなどの激しい運動は1週間後から可能です。
「運動してもよいか」だけでなく、普段の運動内容を伝えて再開時期を確認しましょう。
サウナ・岩盤浴
サウナや岩盤浴は長時間体を温める行動ですので、1週間はお控えください。
マッサージ・エステ
顔へのマッサージやエステは施術部位への圧迫や摩擦を伴うことがあるため、1ヶ月後から可能です。
顔のレーザー治療
顔のレーザー治療は1ヶ月後から可能です。心配な方は事前に施術名を伝えて確認しましょう。
歯科治療
歯科治療は1ヶ月後から可能です。
定期検診やクリーニングなど、あらかじめ予定を調整できるものは糸リフト前に済ませておきましょう。
歯の強い痛みや腫れなどがある場合は、自己判断で受診を延期せず、歯科医と糸リフトを担当した医師の両方に伝えましょう。
美容院
ヘアカット、パーマ、ヘアカラーは2週間後から可能です。
糸リフトは翌日から仕事に行ける?

「仕事ができる状態」と「見た目の変化が気にならない状態」は、必ずしも同じではありません。
当日から働ける場合もありますが、仕事内容や症状によって判断が必要です。
デスクワークなら当日から可能なケースもある
身体への負担が少ないデスクワークでは、ダウンタイムが軽ければ当日から仕事ができる場合もあります。
ただし、痛みや腫れの程度は事前に確定できません。
重要な会議や長時間のオンライン会議などがある場合は、その予定も含めて相談しましょう。
接客業や人前に出る仕事では余裕を持つ
接客や営業など、人と近い距離で話す仕事では、腫れや内出血の見え方も気になるものです。
また、違和感によって長時間は話しにくい場合もあります。
休暇の日数だけでなく、マスクが使えるか、業務を調整できるかも踏まえて計画するとよいでしょう。
当院で糸リフトを受けられる方で接客業の仕事をされる方のほとんどが、施術翌日から仕事をされています。
マスクで腫れ・内出血をカバー
フェイスラインや頬に腫れが出た場合、マスクで目立ちにくくカバーできます。
ただし、内出血の位置によってはマスクでは隠せないことがあります。その場合はファンデーションなどでカバーされる方が多いです。
大切な予定の何日前に受けるのがおすすめ?
当院の糸リフトは比較的ダウンタイムが少ないですが、結婚式など撮影される機会がある大切なイベントでは、スケジュールに余裕を持ってお受けいただくことをおすすめします。
糸リフトのダウンタイムを長引かせないための過ごし方

施術後は、回復途中の部位に刺激を加えないことを意識しましょう。
患部を強く触らない
仕上がりが気になっても、何度も押して確かめたり、引き上げるように触ったりすることは避けましょう。
また、顔が何かにぶつかったりしないよう注意してお過ごしください。
回復途中の組織への刺激になります。
血行が良くなる行動を控える
飲酒や激しい運動、長時間の入浴などは、腫れや内出血を強める可能性があります。
症状が軽く見えても、指示された制限期間は守りましょう。
大きく口を開けすぎない
あくびや食事の際に無理に大きく口を開けると、痛みや引っ張られる感覚につながる場合があります。
口の動きを試そうとして大きく開けず、痛みのない範囲で動かしましょう。
硬い食べ物を控える
硬い物や噛みごたえのある物は、繰り返し強く噛む必要があります。
食事で痛みや違和感がある間は、おかゆ、豆腐、卵料理、やわらかく煮た野菜など、少ない負担で食べられる物を選びましょう。
大きな食べ物は小さく切ると食べやすくなります。
横向き・うつ伏せ寝を避ける
横向きやうつ伏せの姿勢では、頬が枕に押しつけられることがあります。
施術後は、顔への圧迫を避けるため、可能な範囲で仰向けを意識しましょう。
また、上半身や枕を高めにして寝ていただくとむくみ予防になります。
医師の指示や処方薬を守る
傷のケアや処方薬の使用方法は、受けた説明に従ってください。
服用中の薬やサプリメントがある場合は事前に申告し、自己判断で中止・増減しないようにしましょう。
糸リフトのダウンタイムが長くなる原因

ダウンタイムには、施術内容と術後の過し方の両方が関わります。複数の要素を合わせて考えることが大切です。
使用する糸の本数
一般的には糸の本数が増えるとダウンタイムも長引く傾向にありますが、糸の種類や本数だけで腫れの強さや期間が決まるわけではありません。
挿入する場所や深さ、術者の技術力、体質なども合わせて考える必要があります。
ダウンタイムを極力減らしたいから極力本数を少なくする、というのはあまりお勧めできません。
糸リフトでキレイな輪郭になりたいのに、少なすぎると中途半端に仕上がったり、少ない本数で無理に上げると引き攣れたりすることがあるからです。
年齢とお顔の状態によって最適な本数があるので、経験豊富な医師に相談しましょう。
糸の種類・太さ
糸には素材や太さ、形状などの違いがあります。
太い糸・太いトゲの糸は、引き上げ力とキープ力に優れており、皮下脂肪が多くて重たい部分や平面的な部分に適しています。
しかし使い方を誤って、皮下脂肪の少ない部分や曲面に使用すると、違和感や痛みを感じやすいです。
反対に、細い糸・小さいトゲの糸は違和感や痛みを感じにくく、皮下脂肪が少ない曲面部分に最適です。
これを皮下脂肪の多い、重たい部分に使うとすぐに元に戻ってしまうデメリットがあります。
このように、最適な太さ、トゲの大きさの糸を顔の状態と部位によって使い分けることが重要です。
糸を挿入する位置・深さ
専門的な話になりますが、糸を入れる最適な「層」があります。
それは皮下脂肪のちょうど中間の層です。
糸を入れる層が浅すぎると、引き攣れたり、皮膚にトゲが引っ掛かって凹んだり、糸が表面から透けて見えたり、痛みの原因となります。
逆に深すぎると内出血が出たり、引きあがらなかったり、痛みよって口がしばらく開けにくくなったりします。
糸の挿入方法
糸を入れるポイントには針で小さな穴をあけます。
その時に深く差しすぎると血管に当たってしまい、内出血が起きてしまいます。
糸がギリギリ入るくらいの深さで穴をあけることができれば、内出血を最小限にすることができます。
また、正しい層に糸を入れるのはなかなか難しい作業ですが、何度も入れたり抜いたりすると、その分だけ内出血や腫れの原因になってしまいます。
1回の操作で正しい層に入れることができれば、ダウンタイムもその分短くなります。
正しい層は糸がスムーズに入って行きますが、誤った層では硬い組織を突き破りながら糸が進むことになるため、痛みや腫れの原因となります。
麻酔の方法
糸リフト直後の腫れの原因は2つあります。
一つ目は、引き上げ過ぎによる膨らみです。
この場合、糸が溶けてくるまでこの膨らみは治りません。
二つ目は、麻酔薬による膨らみです。
痛みをなくそうとして麻酔薬を大量に入れれば、その分膨れてしまいます。
逆に少なすぎれば、痛みが出てしまいます。
当院では、「どこにどれくらいの麻酔を入れれば痛くないか」というノウハウがありますので、最小限の麻酔量でほとんど痛みなく、腫れも最小限に、術直後からキレイに仕上がります。
また、麻酔薬は酸性なので染みる痛みもあるのですが、当院ではアルカリ性の薬剤で予め中和して酸性を和らげているため染みる痛みもほとんど感じません。
腫れやすさ・内出血しやすさなどの個人差
同じ施術でも、腫れや内出血の出方には個人差があります。
以前の美容施術で腫れが長引いた経験や、内出血が出やすいと感じている場合は、カウンセリングで伝えてください。
持病や服用中の薬・サプリメントも、事前に確認しておきたい情報です。
処方薬は自己判断で中止せず、担当医に相談しましょう。
過去の美容施術歴、特に顔の脂肪吸引やフェイスリフトは必ず確認します。
それらの施術歴がある場合、皮下脂肪層に癒着があるため、糸リフトの挿入時に痛みを感じやすいためです。
また、出血しやすい方、血液がサラサラになる薬やサプリメントを飲まれている方も、内出血が出やすい傾向にあるため必ずチェックします。
SAI CLINICが糸リフトのダウンタイムに配慮しているポイント

SAI CLINICでは、希望する仕上がりと、施術中・施術後の負担の両方を考えながら糸リフトを行っています。
見た目が美しく変化することだけでなく、痛みや腫れ、日常生活への影響にも配慮し、一人ひとりに合わせた施術を大切にしています。
一人ひとりの骨格・脂肪・たるみに合わせた施術設計
お顔の骨格や脂肪のつき方、皮膚の厚み・弾力性、たるみ方は一人ひとり異なります。
当院では、こうした違いに加え、左右差や過去の美容施術歴、希望する仕上がりを確認したうえで、糸の種類・本数・挿入する方向を検討しています。
また、「何日後から仕事がある」「結婚式までに整えたい」「人と話す仕事なので、口の開けにくさが心配」といったご事情も伺います。
取れるダウンタイムや大切な予定を踏まえ、施術のタイミングや糸の入れ方を相談しながら決めていきます。
必要な位置へ適切に糸を挿入する
自然な輪郭に整えるためには、たるんだ部分だけでなく、引き上げた組織がどこに移動するかまで考えることが大切です。
当院では、頬のくぼみや頬骨の高さなども確認し、お顔全体のバランスを見ながら挿入位置や引き上げる方向を設計しています。
引き上げる程度についても、ご本人が希望する変化と自然さのバランスを重視しています。
過度な引き上げによる不自然なふくらみや皮膚のよれに配慮し、必要に応じて左右で糸の種類・本数・デザインを変えながら輪郭を整えます。
麻酔の濃度・量・注入方法への配慮
当院では、麻酔が不十分なことによる施術中の痛みと、麻酔薬の注入による施術直後のふくらみの両方に配慮しています。
これまでの施術経験を踏まえ、痛みを抑えるために必要な麻酔量を見極めながら施術を行います。
術直後の見た目だけを優先するのではなく、施術中もできるだけ負担を少なく過ごしていただけるよう、麻酔の効き方と使用量のバランスを大切にしています。
麻酔薬の濃度が濃すぎた場合、術直後に片方の瞼が開けにくい、口角が上がりにくい、などの一時的なマヒが出ることがあります。
もちろん、これは一過性なので2~3時間ですぐに元に戻るのですが、お客様はビックリされるので、できるだけマヒが出ないように麻酔薬の濃度を工夫しています。
また、注入時も急にたくさん入れると痛みを感じやすいため、できるだけ少量ずつゆっくり入れるようにしています。
腫れ・内出血を抑えるための工夫
当院では、引き上げる力だけでなく、施術後の動かしやすさや違和感にも配慮して糸を選んでいます。
例えば、よく動く口周りには柔らかい糸を検討するなど、部位の特徴に応じて使い分けています。
また、皮膚や皮下脂肪が薄い場合には、糸の太さや、組織に引っかかる「コグ」と呼ばれる突起の大きさにも配慮します。必要以上に多くの糸を入れることは避け、その方のお顔に必要な本数を見極める方針です。
糸を挿入する方法についても、術後の痛みを重視しています。
当院では、こめかみ付近に長期間痛みが持続しやすい筋層下・骨膜上といった深い層への挿入は行っていません。
仕上がりと施術後の負担を合わせて考え、施術方法を選択しています。
施術後のアフターフォロー
施術後は、「このふくらみは経過を見てよいのか」「触ると痛いけれど、診察を受けた方がよいのか」など、ご自身では判断しにくいこともあると思います。
当院では、施術後の気になる症状や不安を相談できるよう、LINEで個別のやり取りに対応しています。
基本の応対時間は営業時間内ですが、状況に応じて院長が直接返信することもあります。施術を受けた後も一人で不安を抱え込まずに相談できる関係を大切にしています。
なお、こうした配慮を行っていても、腫れ・内出血・痛みなどが生じる可能性はあり、ダウンタイムの程度や期間には個人差があります。不安な点は、カウンセリングの際にも遠慮なくお聞かせください。
糸リフト後にこのような症状があればクリニックへ相談

術後の症状は、経過とともに軽くなるかどうかが一つの確認点になります。
ただし、日数だけで正常かどうかを判断することはできません。
症状が強い、悪化している、日常生活に支障があるときは、施術を受けたクリニックへ連絡してください。
強い痛みが続いている
処方された痛み止めを使っても強い痛みが続く場合や、一度軽くなった痛みが再び強くなる場合は相談してください。食事や睡眠に支障がある場合も、我慢せず状態を伝えましょう。
腫れ・赤み・熱感が悪化している
腫れが急に強くなる、赤みが広がる、触れなくても熱っぽさを感じるなどの変化がある場合は、早めの確認が必要です。発熱を伴う場合も、速やかに相談してください。
強いつっぱりや引きつれが改善しない
表情を動かしづらいほどの引きつれや、日常生活に支障のあるつっぱり感がある場合は相談してください。自分で引っ張ったり、揉んだりして調整することは避けましょう。
左右差が強い
腫れ方によって一時的に左右差が見える場合もありますが、差が強い、片側だけ急に腫れる、痛みを伴うといった場合は診察が必要か確認しましょう。
糸が透けて見える・露出している
皮膚越しに糸がはっきり見える、糸の端が皮膚の外に出ているなどの場合は、クリニックへ連絡してください。露出している物を引っ張る、切る、押し込むことはしないでください。
傷口から膿などが出ている
傷口から膿のような分泌物が出る場合は、感染などの確認が必要です。自分で絞り出したり、残っている薬で対処したりせず、速やかに連絡しましょう。
糸リフトのダウンタイムに関するよくある質問

糸リフトは何日休みを取るのがおすすめ?
必要な休暇は、仕事内容と腫れ・痛みの程度によって異なります。
デスクワークと人前に出る仕事では、気になる点も違うため、休める日数やマスク着用の可否を伝えて相談しましょう。
参考に当院では、デスクワークの場合は翌日から、人前で良く話される場合は2日後からお仕事に復帰される方が多いです。
金曜日に糸リフトを受ければ月曜日から仕事できる?
仕事内容がデスクワークや接客業など体をたくさん動かす内容ではない場合、問題なく月曜日から仕事をしていただけます。
力仕事や体を使った仕事の場合は事前にご相談ください。
糸リフトは周りにバレる?
腫れや内出血、フェイスラインの変化から、周りの方が「何かしたのかな?」と気づく可能性はあります。
マスクやメイクで目立ちにくくできる場合もありますが、必ず隠せるとは限りません。人に会う予定も含めて施術日を検討しましょう。
当院では、「周りにバレない程度に自然にリフトアップしたい」という患者様も多くいらっしゃいます。
そのような方には自然に引き上げますのでご安心ください。
また、糸を入れた後は必ず座位で鏡を見てチェックをしていただき、仕上がりに問題ないか確認いただいてから糸を切って仕上げております。
そうすることで、「思ったより引き上げられすぎた」「引き上げが足りなかった」という仕上がりイメージのすれ違いを防ぎ、ご満足いただいております。
腫れのピークはいつ?
腫れは施術直後がピークです。
その後は術後の腫れが前日より軽くなっていないか、強い痛みや赤み・熱感を伴っていないかも確認しましょう。
急に腫れや痛みが強くなった場合などは、施術を受けたクリニックへ相談してください。
ボコつきはいつまで続く?
基本的には術直後から凹凸のないキレイな輪郭に仕上がっているのが理想です。
凹凸が出た場合、一時的な変化なのか、修正が必要な状態かは医師による確認が必要です。
自分で揉んだり押したりせず、気になった時点で相談してください。
つっぱり感はいつまで続く?
見た目の腫れが落ち着いた後も、表情を動かすときのつっぱり感が数週間残る場合があります。
徐々に軽くなるかを確認し、強い引きつれや痛みがある場合や、食事や会話に支障がある場合は、期間を待たず相談しましょう。
糸リフト後に笑ったり話したりしても大丈夫?
通常の会話まで必要以上に我慢する必要はありませんが、痛みを感じるほど大きく口を開けたり、無理に表情を動かしたりすることは控えましょう。
長時間話す仕事の方は、施術前に仕事内容を伝え、復帰の目安を確認してください。
糸リフト後は何を食べればいい?
大きなハンバーガーやリンゴの丸かじりなど、大きく口を開けることがなければ通常通りの食事内容で問題ありません。
ただ、食事の際に痛みや違和感がある間は、おかゆや豆腐、卵料理、やわらかく煮た野菜など、強く噛まずに食べられる物がおすすめです。食べ物は小さく切り、無理のない範囲で食べましょう。
糸リフト後にマスクをしても大丈夫?
基本的に問題ありません。
マスクが施術部位や針穴に強く当たらないかを確認し、締めつけや摩擦で痛みが出ないように気を付けてください。
結婚式や撮影など、大切なイベントに向けて何日前に受けるのがおすすめですか?
一般的には大事なイベントの1か月前が目安となります。
ただし、ダウンタイムは医師の技術力によって大きく左右されます。
理想的には大事なイベントの直前ではなく、もっと前に一度余裕を持ってそのクリニック・医師の施術を受けてみることをおすすめします。
そうすれば、ダウンタイムがどの程度出るか、大事なイベントのどれくらい前に施術をするべきかが逆算できます。
当院の場合は、ダウンタイムが少ないので、大事なイベントの1~2週間前にされる方もおられます。
まとめ|糸リフトのダウンタイムが不安な方は事前にご相談ください

糸リフトの施術後には、腫れ・内出血・痛み・つっぱり感などが出ることがあります。
腫れが数日〜1週間程度で落ち着いてきても、内出血や違和感が残る場合があり、回復までの期間は一人ひとり異なります。
施術後は顔を強く触らず、運動や入浴などの再開時期について医師の指示を守りましょう。
仕事や大切なイベントがある方は、見た目が落ち着くまでの時間も考えて、余裕のある日程を相談することが大切です。
「何日くらい休みが必要か」「自分の場合、どの程度腫れる可能性があるか」など、不安な点は院長にカウンセリングでお聞かせください。
大阪・梅田のSAI CLINICで、ご相談をお待ちしております!
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このページの監修医

崔 煌植(さい こうしょく)
SAI CLINIC 院長
経歴
- 三重大学医学部 卒業
- 済生会千里病院形成外科・皮膚科・内科 勤務
- 湘南美容クリニック神戸院 院長
- AND美容外科心斎橋院 院長
- 美容クリニック技術指導医
- サイ先生の糸リフト塾 代表
- 化粧品imini 監修医
- SAI CLINIC 院長
資格・所属学会
- 日本糸リフト協会(JTLA)
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 韓国美容外科医学会(KAAS)
- 日本オーソモレキュラー医学会(JSOM)
- 日本メンズヘルス医学会(JSMH)
- アラガン・ボトックスビスタ認定医
- アラガン・ジュビダームビスタ認定医
- 日本救急医学会ICLSインストラクター認定医